人と被らないように
友人や同僚への内祝いでは、人と被らないようにしたいものです。
身近な人だからこそ、誰かと被ってしまうと後で気まずい思いをしてしまう、なんてこともあるのでなおさらです。
人と被らないようにとは思っていても、親しき仲にも礼儀ありと言いますし、きちんと通例には従って失礼のないようにしたいですね。
まず、内祝いとして贈る物の大体の値段を決めないと品物選びができません。
相場としては、いただいたお祝いの額の大体3分の1から半額くらいの物を贈るもの、となっています。
ですが、友人や同僚からのお祝いとなると、複数人でまとめていただくことも多いです。
そうやっていただいた品物の大体の金額を、人数で割って1人分の値段を計算して更にそれを相場に合わせて…と考えるとお礼として贈るのには躊躇われるような物しか買えない値段になってしまうことがあります。
それでは、と内祝いを贈るサイトで探してみても値段が下がりすぎるとなかなか良い物がなく、あったとしても選択肢が狭くて内祝いを贈ったことのある人には金額が丸分かりになってしまい、また気まずくなりそうで悩んでしまう人もいるでしょう。
友人や同僚が相手だから気安くて贈る物で悩まないだろうと思って後回しにしてしまった人もいるでしょうし、いざ考え始めると逆に決まらなくて何日も悩んでしまい、焦るかもしれません。
ただでさえ贈る物を何にするかで悩んでしまうのに、更に人と被らないようにというところまで考えていては贈る物が何もない、と思う人もいるでしょう。
手作りのススメ
ここでオススメしたいのが、内祝いの品を自分で作ってしまうということです。
手作りなら被ることもありませんし、価格もその予算で作れる物を考えれば良いので比較的自由になりやすいです。
手作りと言っても、特別凝ったことをする必要はありません。
たとえば、市販のジャムやハチミツ、お洒落でちょっとしたお菓子でも構いませんので、まずはそれらを予算に合わせて1人に対していくつか用意します。
次は、それに合うようなサイズの箱や袋などの入れ物を探します。
探すのは百均やホームセンターでも構いません。
ちょうど良い物があれば、それを人数分用意し、そのままではお洒落でなかったりお礼として贈るには少し、ということもありますのでデコレーションするための物を更に探します。
マスキングテープやレースシール、小さなリボンや花の飾りなどデコるためのアイテムは色々ありますので、相手の好みや贈る物とのバランスにも気を付けながら考えると良いです。
手先が器用な人なら、入れ物を完全に自作の物にしてしまっても良いかもしれません。
ただ、自分の負担にならないよう、また貰った相手が逆に気を使ってしまう物にならないよう、気をつけましょう。
内祝いですので、贈る物はシンプルめにしてメッセージカードなどで凝るのも素敵です。
この時気をつけたいのが、お返しという言葉を使うのは内祝いではタブーだということです。
内祝いは本来、いただいたから返すというものではなく、お祝いごとをお裾分けするような気持ちで贈るものだからです。