カラフルな着物

七五三の内祝いは必要?

一般的に、子どものお祝いにお返しは必要ない、と言われていますが最近では礼儀を重んじて内祝い、としてお返しをするご家庭が増えています。
では七五三の内祝いとして贈るのはどんな物が代表的なのかと言うと、千歳飴や赤飯、日用品とされています。
ですが、それだけでは誰に何を贈れば良いか分かりにくい、という人も多いでしょう。

相手によって贈るものを考える

七五三のお祝いをいただく相手として最も可能性が高く、最も近い親族でもあるのが七五三を迎えた子どもの祖父母です。
きちんとしたお返しを考えすぎると、他人行儀だとか水臭いと捉えられてしまうかもしれません。
祖父母が近くに住んでいたり元気ならば、子どもも連れて七五三祝いの食事の席をもうけるのが一番ですが、遠方に住んでいたり体力的に負担になるような場合は、お菓子などに七五三の写真を焼き増しして送ると良いでしょう。

次に親戚からお祝いをいただいた場合ですが、この場合はお菓子類や日用品を贈ります。
日用品は贈りやすいブランドのタオルや石けんなどが人気です。
また、近所の方や友人からお祝いをいただいた場合、いただいた状況や金額にもよるので判断に迷うところではありますが、いただいたのが少額であれば千歳飴で十分です。
きちんとしたお返しをしなければ失礼になってしまいそうな金額をいただいたのであれば、お菓子類や日用品を贈りましょう。
いずれにしても、そもそもは必要ないと言われているお返しですので、相手が「かえって気を遣わせてしまった」と思わない程度にとどめます。
受け取るのに躊躇されないような、受け取りやすいものを選ぶようにします。
相手との関係性、普段の付き合い方などで柔軟に考えて対応しましょう。

なお、お返しする場合の金額の目安は、一般的にいただいた品物の3割から半額程度です。
またなるべく早くお返しするのが理想ですので、お返しをする期間はお祝いをいただいてから1か月以内です。
もし物を贈る場合は、紅白の水引を使い、表書きには「内祝い」として下段に子どもの名前を書いて贈ります。

ちなみに、七五三のお返し用に「名入れお祝い返し」のサービスがあるショップもあります。
お祝いをたくさんいただくご家庭は、こういったサービスを利用すると便利です。