引っ越し挨拶のマナー
引越し前後の挨拶回りで気をつけたいマナーとして、まず引っ越し前の旧居でのお礼回りのものがあります。
こちらは引っ越しの1志友館前から前日までになるべく済ませます。
集合住宅の場合は両隣、上下階へ、一戸建ての場合は向こう三軒と両隣にお世話になったお礼を伝えます。
親交があった方や大家さん、地主さんや管理人さんと特にお世話になった方がいれば、その方にはお礼の品も持参します。
のしは紅白の蝶結びで表書きは「御礼」の下に苗字を書きます。
引っ越したら、新居での挨拶も大事です。
できれば引っ越しの前日から当日、または翌日までに済ませます。
旧居での挨拶と同じく、集合住宅は両隣と上下階、一軒家は向こう三軒と両隣、大家さん、地主さんや管理人さんにご挨拶の品を持参します。
のしは紅白の蝶結び、表書きは「御挨拶」としてその下に苗字を書きます。
名前を入れておくと、覚えてもらえやすいです。
このご挨拶の時に持参する品物の相場は、ご近所の方には500から1500円程度の粗品、大家さんや地主さん、管理人さんがいる場合はその倍程度の1000から3000円くらいの品物を贈るのが一般的です。
贈る品物としては、定番のタオルセットや石けん、洗剤などの複数あっても困らない消耗品や実用品、日持ちしてあまり好き嫌いの分かれないようなお菓子やお茶やコーヒーなどが最適です。
引っ越し当日はバタバタしますので、翌日でも構いませんが忘れないようにきちんとご挨拶するようにしましょう。
ギフトの品物は引っ越し前に用意しておく場合、すぐに出せるように荷造りしておきます。
引っ越し前に発注して新居に引っ越し当日の夜や翌日の午前中に届くようにしておくと、なくしたりどこに入れたか分からなくなるということが減らせます。
引越し挨拶のハガキ
ギフトではありませんが、これも引っ越しの時のマナーとして大切です。
お世話になっている人や親類などに、転居先の新しい住所、連絡先を知らせるハガキを出します。
引っ越しが終わってから1ヶ月以内を目安として送ります。
新築の場合は新居の写真を印刷して送る人もいます。
11月以降に引っ越したり、どうしても多忙で出せなかったりした場合は無理に出さず、年賀状など季節の挨拶の際に「右記住所へ引っ越しました」などのように一言添えれば問題ありません。